頚椎症の手のしびれ

頚椎症での手のしびれについて

頚椎は年齢ととも間板が弾力を失いクッションの
役割が果たせなくなる事で、椎骨と椎骨がこすれ合い
変形に至る場合や骨の並び方が以上をきたします。


変形性頚椎症になると脊髄や神経根が圧迫されるため
痛みやしびれや麻痺が出てきます。

これを頚椎症性脊髄症又は頚椎症性神経根症と
いっています。


頚椎症による手の指のしびれは
頸椎の骨の老化現象で、脊髄や神経根の通る
孔が狭くなる事で、脊髄や神経根に触れて
症状が出てきます。


もっとも多い
頸椎症は第6神経根の刺激症状です。

この第6神経根は親指や人差し指・前腕橈側を
支配しているので、親指と人指し指のしびれが
出たら頚椎症を疑います。

主な症状として
単に指のしびれを感じるだけのものもありますが

肩こり、首から肩・腕・手指のしびれや痛みに加え

脱力感、冷えなどがあり、激しい痛みのために

眠れないというものです。


変形性頚椎症の治療法では

ご自分では
安静が基本ですが正しい姿勢を心がけることや

軽いストレッチで運動も取り入れるといいです。


そして本格的な治療法では
温熱治療や頚椎牽引が補助的に用いられるます。

薬物治療では、短期間の鎮痛消炎剤の内服で悪循環を
とめる場合があります。

その他、鎮痛消炎剤の外用剤も用いられます。


慢性期には温熱治療、頚椎牽引を行います。

運動マヒがある方には低周波で筋肉を電気刺激する
ケースもあります。


痛みについては神経ブロックが有効であり
症状によっては硬膜外ブロックという手技もあります。